坂道

この数週間なんだけど、「そろそろ本部に戻ろうかな」なんて表に出た途端に土砂降りになる。昨日も、そろそろお出掛けかなんて正門を出た途端にこれまた土砂降りで、駅までにズボンの裾はビッショビショ。気持ち悪いったらありゃしない。まぁ、雨はね便利だから。傘をさして下を向いて歩いても誰も文句は言わないからね。気持ちを独りに保ちたい時には雨だけがお友達だ。土砂降りも決して悪くない。濡れて気持ちが悪いなんて人の都合だからね。どっちでも良いのだ。

あちこちで災害が生じる。想定外だったから仕方が無いよとTVで政治家が言う。政治家がそれを言ってはお終いよ。と、思うんだけど、トップが言い訳していたりね、醜いったらありゃしない。まぁ、これだけコロナで大騒動になっていても、始発の地下鉄にはマスクをしない大人が大勢いらっしゃいますからね。しょうがないのかなと思いますよ。天災も人災も同じようなものだと、最近、感じているところだ。

地球が生きているから地震が発生したり、太陽が元気だから気温が40度を超えてみたり。そんな星に何十億年と掛けて今の姿になっているわけでしょ、人類って。石油を燃やして炭酸ガスを出してみたら、大空と思っていた空は案外狭くて、出した炭酸ガスの影響が溢れてくるほどに地球が小さかったってことなんですよ、所詮は。そう思うしか無いんだって。持続可能性云々言いますけどね、毎年繰り返される水害を見ていると、もう根本的に暮らし方を変えないといけないんじゃ無いのって思いませんかね?

外出を控えましょうって言っているT TVのニュースで山手線で尻押ししないと乗れない程に通勤客が居る。「歯医者だから在宅というわけにはいかない」・・そうかもしれないけど、それでもやっていく工夫がありはしないか?「出来ない」を「どうやったら出来るか?」に、そして「そもそもその仕事、必要か?」まで意識を吹っ飛ばす。こんなに世界の環境が変化しているのに、過去に囚われる。何故、坂道を降りるのか?上ためのものだろ?まっ、降りていく人とは二度と会わないから気楽で良いけどね。そんなもんだ。