水素発生を考える

走っているところには走っているもので、久しぶりに「ミライ」を見た。ロールスロイスが駐車場に普通に停車しているお店から出てきたのだが、まぁ、それなりの意識の方がいらっしゃるのだろうと感心するばかり。こちらはCO2を積極的に出しまくる普通の内燃機関で地球温暖化に貢献しているわけだが、コロナ騒動が下火になって、次の衆議院議員選挙でも自民が圧勝したら、再びGoTo温暖化が始まるんだろうなと、日本だけはガソリン車天国なんてなってんだろうなと自虐的になったりする。いや、産油国が石油の輸出を止めたりしてね。そうなったらこの国どうなっちゃうんでしょうねと、灼熱の休日に考えたわけだ。

「ミライ」を眺めて漠然と考えたわけだが、何丁目に1台、大型の水素燃料電池車がドメスティックな発電所として配備されて、そこから電力の供給を受けるみたいなね。その昔のプロパンガスでお風呂を沸かしていたような、そんな時代になるのかしらと、そうなったら面白いなと。5G回線が本格化してきたら、光ケーブルなんて要らないもんね。ローカルアンテナから各戸に情報が伝達されるわけで、その電力等々、水素で賄っていく。太陽光で水素発生ということが凄まじい勢いで研究されて、変換効率7%を超えるような、真夏なら実用に成るんじゃないの?というところまで来ている。屋根の上で水素を発生させて、それを家庭だけではなくて移動にも使う。

とか何とか考えるわけだが、水素にして電力に換えるより最初から高効率の電池に蓄えてそれを使えば良いではないかとも思う。何も「ミライ」型にこだわる必要はない。温暖化ガスということで言えば都市ガスだって代表的なもんで、燃やせばCO2、漏れれば直接温暖化加速ということで、ガス屋さんってどんな戦術でこれから戦うのだろうと、妙な心配をしてしまう。今、気候変動のニュースを見れば「あぁ、人類のパワーって凄いものだな」と感じるわけだが、1970年頃、札幌オリンピックがあって、大雪の降る中のオリンピックの映像を見ていた時に、今のように温暖化なんてものが来るなど思いもよらなかった。いや、学者の皆さんは警鐘を鳴らしていたのかも知れない。

その頃の学者諸氏の考え方を見てみたいものだと正直思う。今、人為的温暖化のフェーズに入ってしまっているわけだが、太陽活動の活発化とか、星間ガスの銀河との衝突とか、様々な要因で暑くなったり寒くなったりしてきたわけで、今よりも遥かに高温の状態で恐竜などは生息していたんだから、これで良いんじゃないの?と考える人が居ても不思議ではない。海水面が上がって都市部が水没するからなんて、人間の都合でしょ?大洪水だって人間の都合だ。人間の都合で、太陽エネルギーを使い勝手の良いエネルギーに変換して、やっぱり活動に使っていく。エネルギーを極力使わないことに知恵を出し合う生活って出来ないもんかな?経済活動優先で動く。なんかくたびれる。