対面でのお話が減ったのですが、対面重視の状態では出会わなかった方々との深いお付き合いは出来るようになってきている。昨年から漸く本格的になってきたWeb会議なんだけど、当初はネットワーク環境がどうのこうので開催できないようなことが多かったのですが、お役所が導入し始めて、この国も少しはデジタル化してきたのかなと思う。デジタル化とは意識変革である。紙と対面しか認めないとする者も未だに居るが、それはポリシーというか何を言っても無駄レベルなのでほったらかすとする。
で、お国にデジタル庁という意味不明な省庁ができたので、早速ホームページを拝見してみた。う~む・・デジタル庁ね。そもそも論なんだけど、紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 19階、20階なんて一等地にあって、人が集まるようになってんだよね。それってデジタルか?日本中、いや、世界に広がる先進的感性を持っている方々に参加して頂ければ良いので、一堂に会する意味がどこにあるのだろうと思ってしまうし、そんな高価な建屋を借りるのに税金使うのかと腹立たしく思える。
お金と時間を有効に活用する、一つのツールであろうに、ちっともデジタル化していない。幹部が65人も居るとかね、そんなもん、AIにやらせれば良いのではないのか?多く、作業が多かろう。そんなものは全てロボット・ソフトにやらせれば良い。人間があぁだこうだ言わなくて宜しい。というくらいにやってくれないものか。近郷近在のお役所に行けば、天井を突き破る書類の山、棚の列。棚の谷間のわずかな空間に、京橋の立ち飲み屋をほうふつとする混雑会議。デジタル庁も同じなのかなと笑ってしまう。
日本のやる気ってそんなもんなんでしょうね。マイナンバーカードだってちっとも取得が進まない。個人情報云々かんぬん、そんな立派な情報をお持ちですか?隠し資産で税金を取られたくないだけでしょ。政治家がそうだから一向に進まないのだ。片っ端からデジタル化して頂きたいものだ。ただ、それはツールであることを人間として忘れてはならないのだと考える。人間はアナログだ。ツールがデジタルであるだけだ。出来る・出来ないの二値で人間を評価することがあってはならない。案外、それだけやったりしてね、デジタル庁。お手並み拝見である。