15歳の立春に冠を戴き政に参加する。世の中の動きに責任を持つということだが、天武帝の時代の中国のモノマネなんだけど、僕的には正しい行動だなって思うのだ。世代という長期の区切りみたいなことを言って「今の若いもんは」なぁんて言っているからどんどこ世界から取り残される。23歳の金メダリストが若い人達に何かを伝えられたかも知れないと仰ったが、その世界観が素晴らしいと感じた。研究にしろ何にしろ、フレッシュな発想と情熱が新しいものを生み出していく。今のブラッシュアップに明け暮れる人種は、彼らのアシストに全力を尽くせば良い。その繰り返しであることが正しいと感じる。
昨年の総選挙の時に、選挙の投票率が上がらないなとか連呼したんだけど、振り返ってみると、バブルが弾けた頃、20代の投票率がぐわっと落ちているんですよ。ITバブルの頃に少し上がったけど、リーマンの後はご存知の通り。30代も似たような傾向で、60歳を過ぎた方々の投票率が極めて高くなる。生きる価値観というか、何の為に生きるのかという点において、スマホで得られる情報を道標に、自らの価値観のみを大切にするという『価値観』で生きる世代がどんどん増えていく。増えていくと言っても、日本においては人口比率は少ないけどね。世界を見ればそっちがメジャーだ。
炭酸ガスを撒き散らして、地球を温めて、後世に残すのは止めろという主張は、まぁ、そうだろうなと思う。自分達の価値観に反することは絶対に認めないということだし、仰ることは尤もだから納得もする。牛肉を食べるなとかね。大戦という状況で真の黒船にコテンパンに価値観変革を強要されたわけだけど、今を地球の外から眺めてみると、過去を引きずった人達が何をやっているんだろうなぁて見えるのでしょうね。勝手に発生するだろうスタートアップ企業を増やせとかね、そんなことやらなくても勝手にやっていくと思うのだ。過去の遺物が足を引っ張らなければね。
今のところ、緩やかだけれども確実に社会変革は起こっていて、それが数年後には臨界点を加速的に突破するんだろうと楽しみにしている。生きている期間が残り少ない方のチームに入っているわけだが、どれだけ破壊的なゲームチェンジが成されるのか。個人が自動車を持たず、シェアする時代になった途端、税制はどうなるのかとかね。そんなことを考えただけでも愉快である。5%未満の活用率の固定資産を各戸にあるなんて、そもそも論としておかしいんだよ。空気も綺麗になって、そんなに良いことは無かろう。2000年に生まれた方々が大学を卒業していく。社会の主役の転換を期待したい。