職場に楽しみな事があるのは良い事だ。楽な職場は嫌だが、楽しみがある職場は宜しいという事なんだけどね。それがストレスを緩和してくれるものだとなお良い。某部屋には物凄く古いエアコンが、穴殺しとしてそのまま埋め込まれているのだけど、表側の放熱フィンの隙間に、毎年「鳥さん」がやってきて、子供を育てて、そして旅立っていく。今年はどうかなと思っていたら、ちゃんとやってきて、安らぎを提供してくれている。
古い電化製品であるから、当然の事ながら利用はしないのだが、何も知らない人が勝手にスイッチを入れて、鳥のご家族に甚大な被害を及ぼしてはいけないので、電源ケーブルを外してある。別のエアコンが設置されているから何の問題も無い。住居を提供することで安らぎを頂けていることは、双方にとってプラスしかない。家賃を頂こうなどとは思わず、中々にして良い関係が保たれているなと感じている。
私的なご近所さんが、ツバメの巣を叩き壊している場に遭遇したのだが、確かに糞等のことはあるだろうが、共生するということは出来なかったのかなと、ちょっと残念に思ったりもする。各戸の事情がおありなのだろうが、家の周りの害虫を駆除してくれていることも思うと、ちょっとどうかなと思ったりもするのだが、このあたりは様々なご意見がおありだろうから、踏み込まずにほったらかすとする。拙宅においては雉鳩さんがやってきては巣立っていくのだが、脅かさないように気を付けている。
SDGsって人間の都合だけでは達成し得ないわけで、その辺りのことを考え方を共有して考えていくきっかけとなっているんだろうなと思うのですよ。PCとにらめっこしてお仕事をしていると、視野が画面の範囲に限定されてしまう。社会との境界の、社会の側を思ってお仕事をしていないと、鳥さん家族を平気で破壊する人間になりかねない。経済活動を止めろとは勿論言わないが、自らが誰を番増させて頂いて、どんな価値を社会に提供している一員なのか、日々考え続けないといけないと、小鳥のさえずりに学ばせて頂いている私であります。