70歳や80歳の人が国のトップに座っている。極めて奇妙である。内閣改造とか言う前に、国民の頭の中を改造するべきである。国の行く末を国民が見ないから、政治屋は派閥争いに徹し、日本銀行を傘下に置き、お札をどんどこ印刷し、貨幣価値も国の価値も下げていく。能天気な国民だから、トップの年齢がどんどこ増えて行って、世界の政策から置いてきぼりを食っていることに気が付かない。ゆでガエルはこうやって作られる。良い見本である。
30代くらいのやんちゃな首相を見てみたいものだ。夢と希望だけを語って欲しいものだ。小生は棺桶に両足を突っ込んでいる老害者だから、20代、30代の夢など聞いたことがないのだが、一体、どんな夢と希望を語っているのだろう。ネットを見てもそんなものに出合う事が殆ど無い。なんか、ほんのりというか、静かできれいな暮らしみたいなものには沢山出会う。もっとも、全てが揃っている現代であるから、あれこれ実現しようと思わないのかもしれない。
月面走行車とか、そんなイベントには群がるので、地球にはもう夢を抱かないのかもしれない。山間部でステアリングを握っていると、崩壊した民家だったり、崩落して通れない道路だったりに多く出合う。無計画に野山を切り開き、大地を傷めてきた結果である。山間部の醍醐味は、平安時代だったり室町時代だったりの政策的拠点が残っていて、そこへの道筋が未だに崩れていない事である。地震や山津波が発生しないところに拠点を構える。先見の明ということだろう。
先を読まねばならぬ。先を読む学びをさせねばならぬ。学ばないとどうなるのかを、今は見本が沢山あるからサンプルに困ることは無い。沸騰した地球に住んで、どうやって生き延びるのかを真剣に考えねばならぬ。今、温暖化ガスの排出をゼロにしたって、今後50年以上は凄まじい熱波の中で生きねばならぬ。生きるには夢と希望が必要だ。個人個人で持つのも良いが、大いなる夢と希望が社会に会っても良いではないか。そう思っている。