ネットプロモータスコア

あっという間に二月の最終週に突入である。年度が入れ替わるまでに約一か月しかなく、その間には様々な通達がお上からやってくることになる。財務大臣が税金の支払は個人の意思だなんて言おうが言うまいが、まぁ、様々な朝令暮改的なお話が密度高く襲ってくるだろう。株価はGDPと非連動に動き回り、実質賃金の低下は加速していくのだろう。大学入試が佳境に入ってきているわけだが、GDP競争力向上を実現できるのは若者のパワーしか無いわけで、期待させて頂くことにする。

名古屋市教育委員会と教員団体とのお話も、何が真実なのだか知りたいところではあるのだが、第三者調査検証チームを立ち上げるというお話までしか真実が分からないので突っ込みようがない。小生が存じ上げている校長諸氏にはなるほどという人物に溢れているのだが、その方々においては迷惑なお話であろう。ことの事実は全くの闇の中で、明るみに出てくる必要があろう。自殺があっても「いじめの事実は無かった」と言い放つ方を拝見していると、どうだったのかと勘ぐってしまう。

三月に向けて恐ろしいのはインフルエンザが型を変えて流行を始めていることだ。コロナ禍前は、共通テストの頃にピークを迎えていた筈だったのだが、どうも昨今は様子が違うらしい。夕方の満員時には分からないのだが、早朝の地下鉄ではマスクレスの方が「ごほごほ、ゲホゲホ」と咳を繰り返していらっしゃる。マスクは放せず、店舗などでも継続してマスク着用状態である。受験生諸氏も同様になさるが宜しい。油断ならない。

口コミ力ということかもしれないが、ネットプロモータスコアという、真の他律機能の伝播力が商材や企業力のゲージとして正式に認められ始めてきた。小生的には10年以上も前から唱えていたが、飽き始めた頃に社会が気付き始めるという事で、まぁ、主張は正しかったというか、例によって早すぎたというか。MOTも猛烈に進化して愉快である。大学も同様である。教育の質におけるNPSの高揚が存在意義となるだろう。時代の進化は急激だ。必死に先取りするのみである。