トップ考

トップの役目ってあって、兎に角、明るく前向きで無ければならない。何があっても挫けてはならない。人の前ではね。独りの時には泣いても愚痴を言っても良いのだけれど、人前でそれをやってはいかん。まぁ、それは自分が考えているだけで、一般論では無いけどね。外圧もあって、なかなか大変な大学経営である。

日本中の大学と言うか教育機関が恐れる2030年以降の受験生大減少時代。それまでにどんな経営で大学をきりもりするのか、大英断が必要になってくる。教職員諸氏も「今のままでなんとかなるだろう」と言ってはいられない。特に、今、50歳を超えた頃の先生方は、教育の場が無くなる可能性もあると、変革の覚悟でまつりごとに参加しなければならない。老害に振り回されてはならない。

AIツールの発展で、幼少の頃からベースとなる思考能力を高めることが可能になっている。学び続けなければならない。何を学ぶべきかは未来のビジョンから定めるべきで、求められるから学ぶということでは遅すぎる。興味を持ったものは、原理原則、原子・電子まで知り尽くさなければならない。AIがやってくれることは全てお任せで、この人ならではを持たねば無用の時代になる。いや、もうなっているのかもしれない。

どうも、若手が逃げ出しそうだと相談を受けたのだが、それってやっぱりトップがいかんのではないかと思ったりもする。上から目線で自らがアイデアを起草して挑戦しなければならない。挑戦は勇気がいる。しかし、成さねばならない。判断と決断。トップのお仕事である。のらりくらりでは生き残れない。そんな時代である。