生きているってこと

歩いていてふと思った。自分にもしも明日があって、それを今、この瞬間に、手繰り寄せることが出来たら未来は決まっているということになってしまうのだろうなって。でもそれが出来ないから、未来は自分で作り出さなきゃいけないんだって。なんだか巡り巡ってしまうのだけれど、結論とすると、決まっていないから愉快であるということ。自分だけが決まっていないって言われてしまうと、ちょっと・・なんだけど、全ての人が決まっていないから生きているって愉快だ。

突然、車にはねられて全身不随になった時だって、考えることは何かしら出来た。自分の名前すら思い出せなかったけど、まぁ、しょうがないなってなもんだ。一人で生きているわけでは無いから、思い通りなんて絶対にならない。ならないから、まぁ、自分を一所懸命に貫くだけ。頑張るってことだね。それしかできない。

大切なことは命があるってことだね。得体のしれないことを考えるのも命があるからということなんでしょ?まぁ、まっ黒で曲がった物体をあっちから見てきた自分とすると、命しか無いってことになるのかもしれない。三途の川は渡ったことは無いけど、こっちに居る限りは、猛烈に瞬間瞬間に挑み続けるってことで良いと思う。

浅薄な偽善、堕落なんてばかばかしい。誰にも平等にやってくるこの瞬間を自分自身で受け止めるには、過去の経験を自分で納得なんかしないで、強烈に一歩を進めるだけ。今日もそんなふうに歩くのだろう。そう感じた。