カジノが出来て無限に働けて、そんな法律がどんどん通る。国民は減るのに、議員はばかすか増える。意味不明のこの国の行く末は極めて暗い。熊本から名古屋への車中「滅びるね」と主人公に働き掛けた漱石であるが、まさにその方向にまっしぐらだなと感じる。徒党を組めばなんでも許される。孤高の人は石をぶつけられ粉砕され消えていく。そんな世の中であってはならない。
昨日、久しぶりに「こだま号」に乗車した。普段、「のぞみ号」だけを使わせて頂いているわけだが、ぐんぐんと加速していく、その感覚が無い。おぉ、成る程、各駅停車ってこういうことなんだと、なんだかおもしろかった。いろんなお話を頂くためには、全力で突っ走っていてはいかんのだと。人間には人間の速度がある。各駅停車、良いものである。
数十分で新幹線を降りるというのもなんだか愉快である。地下鉄に乗車しているよりも短い時間で、圧倒的に距離を稼ぐのだ。時間を売っている。それが新幹線と言う代物だろう。これまた極めて愉快である。誰もが平等であるはずの時間を販売しているのだ。自分で操縦することなく、金銭で連れて行ってくれる。大いに愉快である。
月曜日がお休みだったから、4日活動したら休日がやってくる。これも大いに愉快である。愉快ばっかりで週末を迎えるのは幸せなのだが、今日もお出かけでお話をしないといけない。なんでこんなことになってしまったのかと、ちっとも愉快では無いが、命を頂いたことに感謝せねばならぬ。そう思う。