科学館で理科好きの先生になって頂きたいと言う目的で先生向けの理科教室が開催されます。そのお手伝い要員で社会貢献日であります。ほんのすこしでもきっかけになって頂けたらと思うのです。プログラミングも良いけれど、何を成し遂げるためにそれが有るのかを考えられないと、単に宇宙語で会話するだけになってしまいます。先生が楽しくないと受講する側にとっては苦痛のみ。
大学の授業も同様なのですが、聞き手のやる気が最初から無いというパターンもあり、聞き手のスペクトルが広過ぎて、かなり厳しい時もあるのですが、こちらは研究と言うある意味ゴールに向かう最低限の知識の醸成を目指すと言う事で、寝ている学生さんに合わせることは絶対にしない。特に選択科目ではそうなりますな。
自分がガキンチョの頃を思い出すと、磁石に砂鉄がくっつくだけで喜んでいたわけで、理科だかなんだか、そんなカテゴリはどうでも良くて、自然の現象を勝手に面白がっていた、そんな状態でしたな。気が付いたら電子スピン共鳴だのなんだのと、喜んでいる人になってしまっていましたな。
色んなご依頼があるのですが、これからの方々の自立を支援する方々の自主的活動には頭が下がります。それを当たり前と思うか、素晴らしい努力と受け止めるかで社会の有り様が決まるのだと思います。それこそ文化であり、本当の努力にはこうべを垂れる。そんな文化的日本になって頂きたいと思う私であります。