無灯火に思う

街灯の無い夜道を無灯火の自転車が驀進してくる。ちょっと避けると小生の後ろから灯火している自転車が飛び出し気味に出てきて、「ぎゃぁっ」と叫ぶ無灯火の方。幸い、クラッシュ音は無く、双方がご無事のご様子。無灯火自転車は凶器であるのだが、夜ごと出没する街の粗ぶれる者達。何故、他人を想わないのだと残念である。

ここのところ凄まじく締め切りものが増えてきている。そこに来て突然のあれくれ者が現れ、それは電話と言う凶器を使い時間泥棒となって現れる。また、謎のミッションを押し付けられた、まぁ、名工大のFD的にはハラスメントと言うのだろうが、学生君達にも時間を奪われる。小生のミッションとは遠いところで襲われると、ちょっとなぁと感じるのだ。

無灯火で進んでいるわけではないのだが、突然の飛び出しに巻き込まれている場合では無いのだ。諭吉殿ならどんな状況でもOKなわけだが、魔法使いではないからなんでもかんでもやっつけてくれというご依頼にはお応えしかねるのだ。生意気を言うようだがそんな状況である。

師走感満載である。師では無いが兎に角突っ走るだけである。こんな時にミスが発生しがちである。それはとても恐ろしい。一つ一つ、兎に角一つ一つ丁寧に、コツコツ進むのが肝要である。焦っても決して得たい成果はやってこない。走れば走る程、集中して風の音を聞くのが良い。それが生きるコツである。無灯火の凶器に出会ってそう思った。