餅搗き

来年の干支は猪だ。トンコレラで世間を賑わせてしまっているが、野生動物が野生の病に掛かって死んでしまうことは、極めて自然のことであって、それを家畜に伝染するからと、得失でしか語れない人間の浅ましさよ。目に見えない細菌に一喜一憂するなどおこがましい。人間は神では無いのだ。自然を恐れ敬い、命を授かったことに感謝こそすれ、自然を抑え込もうなどとはおこがましい。

だからこそ、年の初めの歳神様にお越し頂くことを祈り、餅を搗くのだ。五穀豊穣に感謝し、また授かったお米を皆の力で一つに搗きあげることこそ平和の象徴であり、神様が創られた大地に感謝する。それが餅搗きであり、無病を感謝する象徴である。その餅搗きを皆で実施させて頂けたことに心より感謝させて頂く処である。

それにしても楽しかったですな。皆の一体感の素晴らしさ。楽しむ気持ちが、前向きの原動力である。感激いたしました。一臼2kgだったそうで、一升餅よりも大きなお餅が搗き上がっていく様は、皆の期待でいっぱいのようで、見ていてこんなに楽しいことがあるかなと、大いに愉快でありました。

こうなると定例でいかないと、縁起が悪いとなってしまいそうで、来年も、どうぞ皆様、よろしくお願い致します。