新年に向けて

残念な事に時間の進み具合を感じられるほど敏感ではない。今年の更新は今日で最後である。今年も戯言にお付き合いを頂き、感謝申し上げる。その昔の名古屋携帯PC研究会幹事長の戯言程の能天気では無いが、時々はそれらしい自分に出会えて喜んでいる。機構を共に立ち上げて2年目。誰が欠けてもなしえなかった機構である。感謝申し上げる。

当たり前の事だが万全などというものはない。2018年12月27日現在においてすら悪意は存在する。まぁ、いつの世にもそれはありますからね。笑いがこみあげてくる。それが尽き果てるのは、人間の世が終わった後かもしれない。尊い努力はその人によりけりだ。共通しているのは時間の長さだ。先に生まれればそれだけの事が出来るのであろう。

まぁ、そんなことはどうでもよくて、何しろ戯言だからね、一歩一歩前進しながら、しかし、後退もしていく自らと毎日どう折り合いをつけるのか悩んでいることだ。昨日、本年最後の本社詣でをさせて頂いてきたわけだが、我が国の置かれた状況のぎりぎり具合に息をのむ。誰かの足を引っ張って自らのポジションを得ようという石器時代のプロセスは要らない。

絶対は無い。あってはならない。これが面白いのだ。今年もそうであった。与えられた場で他人の足を引っ張る文化と、タンポポのそよ風に乗る綿毛の如くだが人跡未踏の土地で根を張る挑戦を試みる人の輝きとの違いをまざまざと教えて下さった、産学官金連携機構の諸氏に心より感謝申し上げる。新年はもっともっと厳しい情勢が待ち受けている。それではごきげんよう。