軽佻浮薄

引っ張るものが無くても、後ろめたき者は誰彼無く引っ張る。他人の視線がそちらに行けば幸せというものだ。他人の不幸を喜びとするのだから、その喜びは永遠だ。

不幸は言われも無き理不尽なものと、予定調和のものがあるが、多くは後者だ。突然で防げない不幸である。やってくるから受けるしかない。

ぬくぬくと、掘り炬燵のごとくに、張本人は過ごしているのだ。それが見えるだけに、気持ちが悪い。

間も無く1月が終わる。過ぎたか後11ヶ月あると言うかだが、11ヶ月しかないと思うのが現実だ。人の足を引っ張るよりも、一歩踏み出す苦痛を重ねる方を尊敬する。当たり前の話だ。