伊勢にて

豊受大神宮こそ天下万民の食事を通じて、国家の柱となっているのが外宮の祭神である。43年ぶりである。外宮に詣でたのはこれ程の年月を重ねたのちである。江戸時代は生涯に一度と言わていたわけだから、生涯に2度もお参りが出来たということは、まぁ、幸せということであろう。

伊勢という特殊なお土地柄。出雲にしても伊勢にしても観光客が爆発的に増えたのは富くじのお陰だし、所詮はご利益ではなく、その瞬間の価値観だけである。それを国民の意見の集約として、商用に使った方の頭の良いことよ。

重要なお話を集中して短時間に行うには、何かを成し遂げるという根性と夢が必要である。多くの民には夢が無い。刹那感が強いと感じる。物語を伝える努力とそれを真摯に学ぶ姿勢が必要だ。

夢こそが人の喜びであって欲しい、自らがビジョンを描きそれに向かって努力する。当たり前なのだが、点を面にすることの難しさだ。それが出来ないと笑顔は見えない。ひたすら努力。其れだけだ。