2月

気が付けば2月である。ついこの間、新年おめでとうなどと言っていたと思ったら、1/12が過ぎてしまった。何とも恐ろしい速度である。年齢を重ねる毎に一秒の長さが短くなってきているのではと真剣に考えてしまう。思考速度が低下しているからかもしれない。恐ろしい話だ。

この時間感覚なのだが、小生的には新幹線で東京まで行く時間が一つの基準になっている。先日の岡山で驚いたのだが、ほぼ同じ時間なのですな。岡山に降り立ち、なんだか普通だなと感じたのはそのせいである。実に近い。また来ようかなと岡山で思った次第。伊勢などはそれより20分も短い時間で着いてしまう。電車の速度は問題ではない、箱詰めされているその長さが重要なのである。

とは言うものの音すら立てられない共通テストの監督などは、その硬直的緊張感から異様に長く感じる。思索に耽り我を忘れるということが許されない時間は、これは恐ろしいほどに長いのである、秒針が止まってるのではないのかと思うほどだ。本当に止まってしまったらえらいことだが。時の流れはかくも愉快である。

モモという、時間泥棒が出てくるエンデの作品があるが、あれなどは全ての人類に共有される作品であり名作である。刹那よりも短い人生であるが、時間の長さは全てにおいて共通である。大切にせねば。そう思う。