70歳まで企業は雇用する努力をせよと言う。稼ぐ能力がほゞ無い大学などにおいてはどうやって給与を生み出すのかと、そればっかりが頭の中をぐるぐる回る。鶴舞大学においては組織一体となり大車輪の働きをして頂いていて感謝の念しか無い状況だが、それを通り過ぎた時、一気に悲惨のドミノが倒れ始めると恐れている。
その最中、金融機関や経産省の方々が、本社以上のものづくりベンチャー企業への期待を押し付けてきている。投資をしたいから良好なベンチャー企業を紹介しろとか、中小企業の第2創業を実現する魔法の呪文を教えろとか、そんなもんがあったら誰も苦労はしないのだ。そんな状況が我が国の現状なのだなと思うと、握り拳に更に力を込めざるを得ない。
某「あきお」さんが終身雇用は困難であると仰った。中京圏にもその波がいよいよ来たかと、雇用形態のグローバル化の波が浸透したなと実感するのだ。明日からもう来なくて良いと言われたらどうするべぇかと本気で思う今日この頃だが、まぁ、どうしようもないですな。教育の質を向上せよと言う人よりも、学生が減ったんだから事業所は閉鎖するのが当然だと競争原理を振りかざす人の方が多いわけですからね。
それで良いわけは無いと思うわけですよ。益々もってこの辺境の東の地は、今から本格的にやってくる社会変革という自然現象を一体となって渡り切っていかないといけないわけです。脱アフリカから相当の時間を掛けて作り上げた縄文と言う1万年の平和国家を、殺戮と封建国家に変えた神武さんは、これもまたヨーロッパから始まった社会変革の波を受けた形の象徴だったわけで、次の海を渡った新規自然現象が東の端まで来ましたよということだ。それだけのことだと受け止めねばならない。