国土は美しくあれ

両陛下が愛知県で開催される植樹祭にご出席なされましたな。なんと有難い事で御座いまして、戦後、荒廃した国土復興を目指して昭和陛下が始められた行事が今年で70回を迎えるという節目の年でもありますな。1950年から数えて70回ということだから、70歳の方でも戦後の生まれと聞くと、長く平和が続く国だなと、改めて有難く感じるのであります。

今年も既に6月を迎えて、あっという間感覚満載なわけですよ。ときめきが少ないと過ぎる時間を短く感じるという事らしいのですが、ときめいている暇など無いというのが本当のところでありまして、週末などは落ち着いて読書も出来ないなんて状況になっていることはとてもよろしくない。よろしくないけれど、どうしようもないのでありますな。この調子だと、明後日あたりに正月が来るくらいの速度で過ぎていくかもしれない。

頭をひねって昨日と違う発想で日々を迎えたいと願っても、時は過去の因習で迫りくるわけで、自分勝手に何か事を起こせるわけでもない。過去のルールを守れと言うことなんでしょうけれど、それって面白いのかなと、日々、疑問に思うんですけどね。イノベーションを起こせ!みたいなことを言うけれど、やっていることは過去のいい加減な部分を大切に守り切ろうとする保守本流。

複雑に絡み合ったルールの中で、何か一つを変えるって大変ですけどね。でも、それに挑戦しないと何にも変わらないわけですよ。変わることが良いと言っているのではない。これは間違ってはいけない。変えなくて良いものに溢れる社会が良いということで、なんだか苦役ばっかりの状況は変わって良いのですよ。緑溢れる国土、良いでは無いですか。これなどは延々と続いて頂きたい良い活動であるはずです。荒れきった竹林などは整備して、美しい国土と世界の人に感動して頂けるような国になったらどれだけ良いか。 願ってやみませんな。