有権者

二十歳になって初めて投票に出掛けて以来、何度、投票という行為をしたのか忘れてしまったが、今の年齢なり、人生経験なりの投票意識を持つべきだと思う。謎の圧力が掛かって自らの意識を変えるようなことは決してしてはならない。大切なことは過剰な期待をしないことだ。グローバル社会において、極端に変わる可能性があるとすると、テロだったりクーデターだったり、そんなことしかあり得ない。あり得ないことは起こらない方が良いのだ。

それなりの年齢になったりしているわけだから、やんちゃな二十歳では見えなかった人のドロドロ感によって、なんとかなるさなんて思わない、思えない。なんともならないというのが大人の思考の出発点ではあるのだが、そこでなんとかするにはどうすれば良いのかと考えるのが年の功ということなんだな。

ガマの油売り地方に12年暮らしていて、その際にも何度か選挙があって、まだ、選挙権を得ていない時に、大学院生が村議員になった。20歳以上の某大生が投票すれば、そりゃぁ、大学が出来るまでの村民よりも多いんだから当選するわなぁ。組織票ということなんでしょうけれど、東京から高速バスがやってきましたな。

それはさておき、ベストを尽くすということだと思うのです。何に取り掛かるということは、それも年齢なりに考えることなのでしょうけれど、自分が持っているものを最大に活かすということだ。相手の考えを受け止めて、そして自らの意思との相違が何故生まれているのかを考えつくし行動に移す。ルールは守る。その上で有限の人生を活性化させる。そうありたい。