酷暑

ヨーロッパが暑いらしい。日本よりも遥かに暑いらしい。40℃を超えるなんてのはざらで、アフリカからの熱波が地中海を超えて灼熱の大地を生み出しているらしい。ただ、これだけで地球温暖化の結果であると決めつけるのは早計である。いや、化石燃料の燃焼による炭酸ガスの充満によって、宇宙に逃げるはずの放射エネルギーが大気圏に蓄積するメカニズムを否定しているのではない。

大気の大循環によっては、たまたま偶然にそうなることもあろう。ただ、本来、冬であるはずの南極の現在の氷の面積が、有史上最小となっていると言われてしまうと、やっぱり温暖化が進行しているのかと納得せざるを得ない。ただ、地球温暖化を経験したことが無いので、このままいくとどうなるのか、それは良く分からない。科学者の方々がいろいろとお話をしてくれるのだが、好き勝手言っているとしか感じられない。統一意見は無い。

寒いよりは暑い方がまだ好きだが、好き嫌いという問題では無く、体力が持つかどうかということを考えるべきだ。ここに真の温暖化の問題があるのだろう。体温よりも高温で生きられるようにはホモサピエンスは出来ていない。出来ていない以上このような気温が続いては死滅するのみだ。

そこでいろんな政策が語られるのであろうが、どうも日本は政権交代を私利私欲で実施することに熱中していて、世界の劇的な変化などどうでもよろしいのであろう。参議院選挙の直後に政策論争が報道されず、漫才軍団のお話がメインの日本である。国際的な温暖化のお話などどうでも良いのだろう。情けない国だ。