通信機器業界とか携帯電話、所謂スマートフォン業界だが、社会に影響を及ぼす大きさを考えればSNS業界と言うべきだ。フェイクニュースで政治的力を発揮し、国の行く末を変える力も持つ。単なる端末では無い。仮想空間と実社会のインタフェースの地位を確立し、更に経済圏まで持とうとしている。
そもそも現実社会においても貨幣など仮想のモノなのだから、例えばビットコインなどの仮想通貨だって同様に価値を持つ。国境なく、貨幣のやり取りが仮想空間で主力になっていくと、造幣局がどんだけ紙幣を印刷しましたと威張っても、税金を支払えとでかい顔をしても何の役にも立たない。その地球的新国家においては仮想だがリアルな方向性が生み出されて、それがルールになっていくのでしょうね。
これこそ新業態であって、SNS業界と言うことになるのでしょう。まぁ、近年では仮想空間の中でAIがその発言を取り締まるなんてことが始まっていて、今のところ仮想空間だけでターミネーターの世界が始まったなと感じるわけです。仮想空間の中の警察業界なんてのが出てきて、そこに賄賂だなんだなんてことになってくると、一体どうなることやら。
愉快犯は必ず現れて、理想主義者を踏みにじるわけですな。善意の塊でいるとあっという間に悪者にされるのだが、それは実社会でも御同様だから、これまた、まぁ、そんなことだなと諦めるしかないのでしょうね。人間が住む仮想空間だと思っていたら、既にリアルな仮想現実社会が稼働している。これまたため息が出ますな。