業界改変

実社会でリアルに戦っていらっしゃる方とお話が出来た。ちょっとまえまで自動車業界と言われていた世界の方だが、兎に角儲からない業界になったと。即ち、既に「業」では無くなっているということだ。どれだけ売っても儲けが末端まで回らない。これは業界崩壊ということであって、そちらの業界ばっかりにしかチャンネルが無い方は、既にご退場と言うことだ。

某国が、売れる領域に踏み込んできて、やたらと作って価格破壊をする。儲からなくなるとそこから逃げる。残るのは安い値段設定だけで、それだけが世界に残る業態になっているとのこと。もうやめて欲しいと叫んでいらっしゃったが、その動きは様々な業界を崩壊させていくのでしょう。

とは言うものの、新しい世界も生まれるわけで、スズキ自動車殿などは、随分前からヒマラヤで電気自動車のテストをしていたりする。当然、自動化ということになるが、我が国の様にスマートシティから作ってなどと悠長なことは言わない。石ころだらけで、いつ、地形が変化しないとも限らないところで安全に走行する技術こそ、真の自動運転であり、それを実現しようと挑戦しているところに感動である。

過酷な環境こそ工業を発展させるものであり、いつの間にか安楽椅子にしか座れなくなっている日本業界は、既に崩壊しているということなのかもしれない。繰り返し何度でも言うが、挑戦する事を許さない社会は腐敗するしかないのだ。挑戦者を讃えることが重要であって、負け惜しみで馬鹿呼ばわりするこの国の未来は真っ暗だ。その真逆に行きたい。それだけのことだ。