どうやら今週末の連休にも台風がやってくるらしい。また「お前のせいだ」と言われる前に話しておかないと、お前がどっかに行くからその地がやられるのだとまた言われてしまう。南太平洋を西に横切って、高温の海面からのエネルギーを十分に受け取って、日本列島にドストライクでやってくるらしい。あくまでもらしいという事なので、どうなるか分からないが、地球シミュレータをはじめ、世界各国の巨大計算機がはじき出した進路はかなり似通って、まぁ、そう来るのだなと感じる次第。ここで「だったら・・」と下手なことを言うと、お叱りを受けるので予定の予言はしないでおく。
さて、10月も2週に入り、秋も本番ではあるものの、しばらくは30℃を超える気温が続くらしい。本来は黄色く色づき始めるであろう果樹が、緑のままどんどん巨大化し、枝が垂れ下がり続けている。中身が詰まっていそうな光景は嬉しいのだが、日本の秋の雰囲気も随分と変わったなと正直に思うのだ。一方で、郊外を走ってみると街路樹は確実に色づいており、深夜・明け方には秋の気配があるのだなと、少しホッとする。
小生的には講演・展示会が過密になってきたことで秋を感じる。お仕事柄、大学の外でお仕事をさせて頂くことが多いわけだが、先週も某所でご依頼の講演の場を頂戴してきた。すったもんだあって、ご来場者にはご不満を頂いたことと思うが、出来る限りギリギリの線の外側でご対応させて頂いたことでご容赦賜りたい。ちょっと言い足りないことがあったのでここで述べておく。無駄なことは百も承知である。ポスト自動車は大気汚染ゼロの自動車であるというあの中身だ。
問題は冒頭にも述べた様に台風が巨大化し、ばい煙に満ちた大気を正常化できる環境をどう作り上げるかという事だ。情報産業花盛りであるが、そこにべらぼうな電力を使い、火力発電をフル稼働している状況は、実は内燃機関自動車活躍時代と並行して考えるべきだということ。電気と言う便利なエネルギーをどうやって削減しながら活動するべきかということだ。車内の電子的サービスを落とし、走行距離を延ばす欧州方式と、電池があるんだから車内環境をディスプレーでゴージャスにしようという日本方式とどっちが正しいのか?気が付いた時には世界で全く売れない自動車がポスト自動車だったなんてならないように、気を付けようという事だ。