来春の箱根駅伝

何が起こったのか分からないが、ガマの油売り大学が箱根駅伝に26年ぶりに出場できるという。永遠に無理では無いかと思っていたが、それなりの人数が集まったという事なんですね。箱根駅伝の凄さは、10人がそれなりの実力を持っていないといけなくて、傑出した一人が居るから何とかなるということは決してないということ。先日まで盛り上がっていた日本のラグビーチームの様に、実力者が一体となって初めて認めて頂けるレベルになる。ちょこっとお正月が楽しみになった次第。どんな結果になっても呑みすぎそうである。

シード権があって、残りの10校を選ぶわけだが、ちゃんと10人で走って、総合タイムで競うという、分かりやすい判定基準である。一発勝負というのが素晴らしい。オリンピックのマラソンのように、一発勝負かと思ったら実は抜け道があるんですみたいなものは最悪である。まぁ、東京でマラソンをやらなくなりそうなので、東京で走って負けた選手にとっては、あの予選会はなんだったんだみたいになっちゃうのかもしれませんけどね。これなどは競技の私物化であって、許されるものではなかろう。

箱根駅伝経験者がオリンピック出場枠に入ってきていることは朗報と思う。そもそも箱根駅伝の成り立ちがそこにありますからね。その時で燃え尽きるのではなく、オリンピックにおいて戦える、そして勝てる選手を生み出すための駅伝なのだから、是非ともオリンピックで頑張って頂きたいものだ。しかしながら世界の壁はまだまだ高く、そして遠い。科学的トレーニングなどと言っているが、それだけなのかしらと思ってしまう。

ラグビーを見ていて思うのが、骨格や筋力はアングロサクソン系の方々にはまだまだ遠く及ばないのではないかということ。こんな事を言ってしまうと身も蓋もないのだが、見ていてそう思いましたよ。気合と根性だけでは太刀打ちできないものがある。でもやっぱり悔しいから、勝手ながら応援する次第である。やっぱり日の丸が真ん中に上がる様を見てみたい。鬼に笑われても来年の夢を語っても良い頃かなと、駅伝出場校決定のニュースを見て感じました。