やり直し不可

自己投資って結局のところ、商売出来るくらいまでやらないと趣味で終わってしまう訳で、投資する限りはとことんやり抜く覚悟が必要なのだと思う。思っているだけでそれが実践できているかと言われると、暗い穴倉に閉じこもってしまいたくなる人生だが、とことんやり抜こうと何度も思ったことは事実だ。昨日のネタにあった旋盤もそうだ。中心対称性の構造物をぐるぐる回しながら作っていく機械で、お椀作りなどでも活用される、所謂丸モノを造る機械だ。大概のものは旋盤とフライス盤があれば作り出せる。

身を削り、精神的ストレスを抱えながら頂くお給料だから、無駄金にしないようにと思う訳だ。何かしら、お仕事に反映されるようになれば、それは元を取ったということになる。元の取れない買い物は、結局のところ無駄金であったということだ。その成果が何時出てくるかと言うことも問題だが、大金であればあるほど、効果は後から出てくるような気がすると、最近、思えるようになってきた。旋盤くらいのものであれば、即効性が無いとせつなくなってしまう。

読書などと言う代物は、これは一生掛けて積み上げていく自己投資だから、そこにあるだけで良いのだ。時々眺める本も、日々、繰り返し眺める本も、間違いなく日々の暮らしに影響を与えてくれるし、人生哲学と言うか、様々な活動に対して影響を与えていると感じているから、良書は安いものだと思っている。古本屋をやろうとは思わないから、本で商売というわけでは無い。趣味レベルを突破する読書となれば良いのだ。

商売できるくらいってどの程度なのかというKPIは、小生は「一発勝負」なのだと思っている。それが出来るようになれば、商売レベルだと勝手に判断している。失敗したらそれを活かして次に挑戦などと繰り返している精神状態では、絶対に商売なんて出来る筈はない。その場で決断、行動、そして判定を受けて感動して頂ければ、それは商売レベルなのだと思う。リセットボタンなど無いのだ。そんな緊張感が必要な時、それを実践できるかだ。それだけだ。