自然災害と正しく向き合う

台風29号が発生し、太平洋上を西に進んでいる。流石に、日本列島を目掛けて進んでくることは無さそうだが、それにしてもである。思い出してみると、今年は元日から台風1号のニュースがあった。観測史上最速だったのだが、通年で台風が発生する海洋状況になっているということだろう。

COP25の成果を見てみると、地球環境の急速な変化は、錯覚であるという印象を受ける。いや、そのように各国のリーダー達は考えているのではないか。確かに、学者諸氏でも人為的環境変動は不可能であって、環境問題など何処にも存在しないとしている者もいらっしゃる。海面の上昇で島が沈みかけているのを見ても、それは島の表面が風で飛ばされたからだという。

情報が様々に入り乱れると、何が正しくて、何が虚言かわからなくなる。エビデンスは何かと言われても、その根拠を支えるものは本当に正しいのかと問われて窮するようでは、誰も信じてくれない。科学的根拠の創造はそれ程に難しい。信頼するべき閾値を何処に設定するのか。

ただ、台風は発生していて、衛星からはその状況が見て取れる。それをマスコミの虚言だということも出来るのかもしれない。100年に1度の台風が明日来るかもしれない。だから土木工事の予算を大量につけて、いざと言う時のための自衛隊派遣のために大型予算を取り付ける。消費税の増税と共に、大企業の法人税をセットで下げる。結局、個人のタンス預金で国債の赤字を埋めるようになる。自然災害をどのように政府が扱うか。真剣に見つめなければならない。