その昔のスピーカーって励磁式と言って、電磁石でボイスコイルを動かしていた。外から加える電流の値に応じて振幅幅を変化させることが出来た。純鉄のポールピースが放つ強烈な磁場によって、現在の永久磁石でも得られないほどの強烈な磁界を作ってオーディオとしていた。まぁ、一般家庭向けではなく、映画館で活用された代物だ。
その磁力を変化させる工夫が自動車に用いられるとのこと。始動用セルモーターなどを完全に置き換える代物らしく、伝達用タイミングベルトを介さずに直接エンジンを始動できることから、それらの周辺部品を完全に駆逐する。自動車の電動化によって無くなる部品がまた一つ増えたわけだ。ベルトはエネルギー伝達効率は低いから無ければ無いほど良いわけだが、それを具現化させたということ。
モーターの正常進化ということなのでしょう。ドローンのモーターなどにも利用できる技術と言う事で、省エネ化にも寄与するのだそうだ。ドローンを活用した宅配(こればっかなども出てくるでしょうから、モーターの高効率化、軽量化、高機能化は益々競争が激しくなる領域なのでしょう。
ちょっと雨が降ると街は渋滞。渋滞が全く発生しない仕組みだって、人間が介在しなければ出来そうなもんだが、それがなかなか進まない。レガシーが全くない最適環境によるテストは何故行われないのだろう。不思議でならない。