耳を澄ましてみると聞こえてくる。嘘と真実が。コロナウイルスという人類を死に追いやる可能性を持ったウイルスが居るのは恐らく真実。マスクやトイレットペーパーが地上から消えるというのは嘘。ただ、嘘の方が人の心を引き付けるものだから、理性のかけらもなく、詐欺にまで発展し、そしてそれを疑わず受け入れる民の何と多い事か。
コロナウイルスの電子顕微鏡像は、大々的に公開されている。しかしながら、その太陽コロナに似た突起の電荷がどうだとか、中性なのだとか、ほんの少しの科学的説明がなされていないのは何故なのだろう。世界中で研究をしている筈なのだから、それくらいは分かっていそうなものだ。どんなマスクが有効で、空気清浄機が有効なのか、その辺りで大略検討が付くのに、誰も言わない。地球人類を殲滅する気か?
その昔のスペイン風邪の恐怖は知らない。人類の3/4が死滅するという現象はどのような世界を生むのだろうか。全ての民が他人事ではない、死への恐怖と隣り合わせになるのだ。まぁ、どんな恐怖ですかと言われると、まぁ、そんなもんぢゃないのと、あっちに行っちゃった経験を持っていると、まぁ、そんなもんかなと、落ち着かない人達の背中をさする役回りになったりしてね。それ故に詐欺師は許せない。
詐欺師と同様なのが未来を圧倒的に否定する者だ。自らの経験のみを道標に歩くのは気が楽だ。きっとそうだ。経験を土台に常に未知なる世界を創っていく奴の後ろにはイノベーションがある。それは極めて愉快だ。愉快なのだが、多くの民にとっては苦痛なのだそうだ。絶対的に新しい事。それだけが価値なのだ。人の為の価値。それを創り出すこと。それ以外に興味は無い。