多くの国がロックダウン、日本で言うなら県境封鎖か、区域封鎖か分からないけれど、その単位で人の行き来を制限して、感染禍から立ち直ろうとしている。日本の場合、昨日の江ノ島周辺の大渋滞ではないけれど、どうもおっとりしているように見える。おっとりというか、為政者の言うことを聞かない。危険を顧みない。そりゃぁ、誰だって天気の良い休日ならどこかに行きたくなる。が、それをやってはいかんでしょう。
ネット会議なら良いでしょうという雰囲気があるが、自宅からの接続もあれば、職場からの場合もある。面白いと言えばそうだが、この非常時に密度高く割り込んでくるネット会議はどうだろう。出張に出掛けていれば1,2件の会議で済むのに、隙間なく入り込んでくる恐ろしさがある。録音もされて油断できない。
しかし、考えてみれば、かなりの方々が電子会議で良しとしているのだ。そりゃぁ、全てがそれで良いとは思わない。思わないが、全員がそれが当たり前となったら、もう、会議の為の出張は止めて良いのではと思う。オンラインだからこそ実現できることがあるではないか。人の意見を聞きながら、文字列チャットで意見表明する。対面会議では時間の都合で言えないことが出てくるが、オンラインだと問答無用で発言できる。
審査なども同様で、短い質疑の中で「まぁ、良いか、少しくらい」などと思う場面でも、目の前に批判対象の文字列が並ぶと、じっと眺めて意見を言える。どうしたら良くなるかというレベルで考える時間が与えられる。悪いことだけではない。良いことも多いのだ。であるならば、今年はこのまま全ての会議をネット、メールで済ませてみては如何か。黒船である。機会を捉えねばなるまい。そう思う。