職場に居ると長時間座っていることはない。会議で2時間以上座りっぱなしということはあるが、これなどはブラック企業だから仕方がないとして、あっちの会議、こっちの会議とうろうろしまくるので、エコノミークラス症候群に陥ることはない。因みに、国の会議においては、大略90分に一度は休憩が入る。余りにも集中力を要求されるので、全員に限界がやってくるということもあるのだが、10分の休憩でもほっとする一時である。トイレに行ったりお茶をいれたりと、これまた血栓発生予防にはなるのだろう。
宿舎での土日を考えると、こちらのほうがよっぽどPCの前に座っていて、講義や会議の資料を作っていると、気がつくと3〜4時間が経過していて、椅子から立ち上がりもせず、水分も摂取せずなんてことがしょっちゅうある。在宅勤務の皆さんにはくれぐれも気を付けて頂きたい。過度な集中よりも、リラックスして頭を明朗快活にして、職場では思いつかないアイデアを出して頂きたいと思う。気がついたら額のシワが増えていたなんてことにならないようにしなければいけない。
研究室で実験をしているような時は、これはこれで立ちっぱなしで何日間なんてことは良くあるのだが、食事やトイレの時間があり、立派な気分転換にはなる。PCの前で弁当を広げて、箸の背中でキーを叩くなんてのは、既に人間を辞めている状態であって好ましくない。時間に追いまくられるとそうなっていくのだが、そんな時は『モモ』の時間泥棒を思い出して苦笑いをすることにしている。自分で自分の時間を盗みまくっているのだから始末に悪い。
文字書きに飽きが来て、ふと、ネットニュースを見たらエコノミークラス症候群のお話が出ていた。2時間に一度は体操しましょうなどと書かれているが、30分に一度でも良いくらいだと思う。水筒を置いて水分補給にも気を配るべきだ。職場ではお茶を時々飲んでいるくせに、宿舎のPCの前では何故かしていない。鶴舞大学のネット環境は極めて強固で、大学に出て行く理由が何処にあるのだろうと思ってしまうほどだ。企業との打ち合わせもネットで良い。出張時間と費用の大いなる削減になる。それで良い。心底思う。