今は昔の物語なんてのは、それこそ広田先生(かなりしつこい)のお話なのだが、要は、新しく生じた事なのだけれども、まぁ、例えて言えば、その昔にもこんなことがあったなぁってなものではないですかね?日本のものづくり技術が、世界22位だか24位だかにランクされていても、政治家や財界の方々が、日本は先進国ですみたいなことをマスコミに報道させている最中、何処かのマスコミ社が今は昔の物語なんて語って頂けると、あぁ、そうなんだなと納得する人が二三人は居るのではないかな?今は昔の物語ですよ。
磁力線に応答する素材としてコバルトがあるわけですが、自動車製造台数が激減したと同時に、地金が急落するという、これまた、今は昔の物語で、一年前に先物で大口投資していらっしゃった方々にとって、見たくもない元素なわけですが、まぁ、これは近い将来、必ず高騰しますから待っていれば宜しい。なんでそんなことを言い切れるかと言えば、マクスウェルさんが仰った理屈に対して、今は昔の物語と、反論できる方が居ないからです。磁力線を集中させることが出来て、そこそこ埋蔵量がある元素が有用なのは当たり前で、必ず必要になる以上、値が戻るから待っていなさい。
ビッグバンが生じた直後の想い出を語っても、鼻で笑われるだけだのだが、宇宙がそれによって形成されている以上、真面目に議論されても良いのだ。つまらないそもそも論だが、人が人であるために、存在しているDNAだって、ビッグバンからいろいろなプロセスを経て、そして、宇宙だって、3世代も掛けて、それこそコバルトが生まれてきたわけで、今は昔の物語などと呑気に語っている場合ではない。宇宙の進化からすれば、つい、昨日の出来事だ。LSIが量産化されはじめたのだって、35年前だ。メモリーに新聞紙面、一面が入ると大騒ぎになった時代があったのだ。
そんな時代の人間が、ウエブを中核とした教育や人の繋がりに対して、今は昔の対面しか無かった時代に逆行させようとしていることに、それこそその頭の中身が今は昔と言いたいのだ。とんでもなく新しそうなことを思いついたとしても、昔のシナプスが思いつくものなのだ。それを力任せに押し付けようとしても、時代は認めない。明日は未来だが、明後日には、明日は過去だ。納得するしか無いのだ。私は既に古いという状況を。