朝令暮改

都心部の方と都心部への移動がGoToキャンペーンから外れるとすると、地方の旅行業者がどれだけ潤うのだろうか?絶対にやるんだと、絶叫にも近い雰囲気で息巻いていた方々なのだが、ころっとひっくり返ってしまうのですな。てっきり、移動は国民の好き勝手だと、国民の責任にして知らんぷりを決め込むのかと思った。まぁ、昨日の東京都で発表された新規感染者数を見ると、そんな風に考えるんだなと、何処まで我を張り通すのかと思っていただけに拍子抜けの感がある。

もう一つ、東京都の発表は、ちょっと前まで、16時〜16時の24時間で発表しますということだったのだが、そこまで引っ張ったら400近くなってしまうと思ったのか、昼前に発表になった。工学的実験計画の立場からすると、これを称して取得データの故意の改ざんと呼ぶべきだろう。それまでのデータと比較出来ない情報を並べて、こんな値が出ましたと言っている。データ取得にフィルタを掛けて、言ってみればインチキな数字ということだ。こんなことが許されるのだなと、これまた拍子抜けである。

愛知県下においてもぐぐっと増えてきているのであって、手洗い、うがいの励行は欠かさないわけだが、増大している地下鉄の混雑の中では逃げようもない。何処で何が起こるか解らないわけで、最低限の守るべきことは守り、独自の手法も考えつつ、通勤するしか無い状況にある。昨日は晴れたので、久しぶりに自転車通勤であったが、快適であることこの上ない。

第二波とか言っているわけだが、恐らくなのだけれど、第一波の減少が中途半端だったということで、第一波が再度上昇してきたというだけなのではなかろうか。毒性も変わっていないようだし、感染力も極端に変化したとは思えない。人が動くと菌も動く。それはそうなのだろうと思っていても具体的な数値で体験できたことは、行動規範になってくるはずだ。インフルエンザにおいても同様なのであろう。そう思うとインフルエンザの流行期に入試などをやるのは馬鹿げているし、秋入学も検討を続けたらと思う。まぁ、もう既に忘れ去られた議論なのでしょうね。日本らしいです。