愉快なる荊棘の道へ

「イオン」が大型ネットスーパーへの道を歩き始めたとのこと。今更かいなとは思うのだが、コロナ禍下であってもリアルな集客を実現してきた人集め拠点が、それと並列したやり方を選択したということが重要であろう。今までのやり方だけでは駄目だという見本と捉えたい。社会情勢がこんなものなのだから当たり前だと仰る方は正しい。一方で、過去に戻るのだから、現状に過剰な投資をするのは誤りであると捉えている人のほうが多いとは思う。

楽観視は悪いことではない。楽観的な方向に事が進めば、それは幸福ということなのだろう。今までと同じで変わらないことが幸せと思う人はそれがゴールだ。今がゴールだ。素晴らしく羨ましい。そんなふうに人生を達観してみたいものだ。思ったらその通りにはならない人生を歩んでくると、最悪のイメージを持って進むのだが、現れるのは想像だに出来なかった最悪がやってくる。まぁ、そんなもんだ。

これが複雑で愉快なのだ。所詮、人間が想像する程度のことなのだから大したことはない。それを上回るところに価値がある。だからとことん、良くても悪くても想像するということが大切なのだ。想像した範囲の旅は愉快か?行ってみなければ解らない。それをいい加減と罵るか、場当たり的と、やっぱり罵るか、結局は罵られるわけだから、思い切り外したほうが諦めがつくというものだ。

ただ、人間は諦めが悪い生命であるからこそ、これだけの人数が世の中に存在できている。いったい、何処まで増えるのか解らないが、新しいことを生み出さないということは無かろう。その為には今よりも楽をしようとか、楽しくなろうとか、何か想像を超えたものを作り出そうとあがくのが人類だろう。と、勝手に考えて、「何か」新しい挑戦をしていく。消して止めない。面白い生命体である。だからこそ、今日も挑戦を続けるのだ。愉快ではないか!