台所の生ごみを片付けずに「生ごみ臭い!」と叫んで消臭剤だの住まいの香水だのを買うのがこの国なんだなと、まぁ、某答弁を聞いていて思うのですよ。感染者がべらぼうに増えた場所は閉鎖して、元からの出発はフリーのままだ。別の場所が急激に感染者増となるのを黙認する。なんだかなぁと思う。重篤に成る確率が低いということを根拠にしているのかもしれないが、致死率はゼロではないのだ。突然変異もある。
遺伝子調査によれば発生源は国の中心部らしいのだが、これとて「学者の言うことは多面的に見なければならない」という一流のかわし文句であっさりと打ち捨てられる。学術会議もへったくれも無かろう。都合の良いところだけ持っていくのであれば、もう、学者の意見などどうでも宜しい。大陸移動説だって、根拠が見いだせない間は荒唐無稽と抹殺されたが、観測技術が進んできたら「その通り」となるのが学者なのだが、今の時代は遺伝子という根拠を示しても信じて頂けない日本である。どうすりゃ良いのか?
まぁ、人の命より経済だと、拝金主義がまかり通るわけだから、何を叫んでもどうしようもなく、自衛以外に方法はない。組織としては可能な限り手を打ちたいが、物理的にどうしようもないところもある。物理的要因の解決は「明日まで」というわけには行かないことが多いわけで、そうではない方法でなんとかしていかないといけない。知恵が必要なのだが、思い込みの大声に負けるのが社会通念だ。大声の持ち主が勝つことになっている。
鳥インフルエンザでの大量殺処分ほど悲しい出来事はない。いや、某国のミンクも同様だ。人の都合でカゴに閉じ込められ、命を作られ、そして奪われる。奪い続けて「罪深い」と言っていれば済むのか?そうは思わない。一つ言えることは、発生源を開放すれば、感染するものは必ず広がるという経験を得たのではないのかということである。お上はそうは思うまいが、ここは自衛していきましょう。誰も守ってくれないからね。