今週は寒気と低気圧で太平洋岸も大荒れらしい。共通テストが一段落で、そろそろ私立大学の入試がスタートする頃だ。受験生は坂道だけではなく、地下鉄の階段など、滑りやすく作られているところでは十分に注意されたい。下手をすると骨折など悲惨な打撃を受ける。スタイルなど後回し、ここは一番、結氷した道路向けの靴などを新調しては如何か。
これが面白くて(何が?)雪道用のスノーブーツって、雪があるから滑らないという靴もあって、結氷路では限りなく滑るものもある。山道具屋も怪しい流行りの店ではそんなものを売っているから気が抜けない。というか、そんな店には行かずに駅前アルプスにでも行っていれば宜しい。以前は栄に一店舗、まともな店があったのだが、山ガールブームが遅すぎたせいか潰れてしまった。困ったものである。
ブリジストンが作った「転ばんしょ」(北海道弁でころばんしょは転ばないの意味だそうな)ソールを採用している靴などは、氷点下で、雪をかぶった寺院などの撮影に行くときはとっても重宝。凍っていないところでは摩耗が早いが、最近、積雪で結氷する都会の道路などではもってこいかも。どんな靴に採用されているかは各自で調べて頂くことにして、こんなものを選んでおくとよい。アシックスもアイスウォークなる品を出していて、こちらも氷のシーズンの山を歩く人たちには評判が良い。
君子危うきに近寄らずというか、行く暇がないというか、そんな状況ではあるが、結氷路は極めて危険である。靴で氷上ホッケーを可能とする靴もあるそうだが、そんなものは一般民間人にはオーバースペック。滑らないのも大切だが、靴の中が濡れて、試験中に足先が痛いなんてのは最悪だ。転びそうになっても普通の長靴を採用されるのが良かろう。やたらと地面が凍り付く筑波に12年住んでいて冬の靴選びはかなり大切だと骨身にしみた。名古屋ではほぼ役に立たない知識だが、東京への出張もあるし、靴のチェックでもしておこうかと思う私であります。