遥かなる自然エネルギー活用国家

自然エネルギーを活用する国になっていきましょうという舌の根も乾かぬうちに、採算に合わないから洋上風力発電機は撤去だという。そもそも論なんだけど、石油や石炭を燃やして電気を得ることに対して、自然エネルギーという、特に今回のものは風任せであって、そんなものに採算を考えていたら、地球環境に優しく成ろうなんてことは語ることすらおかしいのだ。自然に厳しいから採算に合う。そんなもんだ。

世界的コロナ禍で、経済活動の停滞によって発生させているCO2が7%削減されたそうな。これは凄まじい量である。火力発電所何基分に相当するのだろうと、感動的な数字を見て、人間の活動が温暖化ガスを発生させていたのだなと改めて納得した次第。CO2を発生させずに、コロナ前の価値を生み出す工夫をしなければならないのだ。
数年の試験で効率が悪いから撤去しようという発想は一体どこから来るのか?

再生可能エネルギーという言葉を使っていますけどね、石油を燃やしてCO2を出して、植物に吸わせてそれを地殻に閉じ込めて1億年後の人に使って頂くとすれば、それは再生可能エネルギーとも言える。勿論詭弁ですよ。焦っちゃいけないと思うのです。教育も何もかも。大切なのは衣食住がきちんと獲得出来ることなのでしょうけれど、何度も言うけど、食糧自給率が30%程度しか無い国が、外から鎖国されたらどうするんだろうと思うのですよ。畑を広げようにも、無限に日陰を作る太陽パネルがずらっと並んでいる。

個別の家屋を持っている人には、少しは補助をして、屋根に太陽電池と縁の下に蓄電池を置かないといけなくしちゃうとかね。洋上風力でどっかから圧力がきたのでしょうけれど、田畑を潰してソーラーパネルを張るとか、工場にするとか、いい加減に止めてくれないかなと思うのです。もうちょっと賢くなりませんかね。本気でEVを走らせるつもりでいるなら。この国、何処にいくのやら?