冬至

今年の冬至は21日の今日。一陽来復の日でありまして、この日を境に太陽の力が戻ってくるという意味だそうで、運気も上昇なんてゲン担ぎの代表格の日ですな。江戸時代の皆様は、夏野菜のかぼちゃを保存して、冬至に食することで冬を元気に乗り切ろうなどとしたそうな。冬の七草なんて、もうむっちゃくちゃで、最後に「ん」をくっつけて、うどんまで入ってる。流石江戸人、粋ですな。

かぼちゃと小豆を炊いた料理を「従兄弟煮」と言うのですが、なんで従兄弟やねん?なぁんて無粋な事は抜きにして、美味しいものを頂いて元気に成るのが良いでしょうね。腹が減っては戦が出来ぬでございますいから、何でも食べられるものを頂くのが良い。遠慮せずに食べたいと思えるものがあれば、それは幸せな証拠。遠慮なく頂きましょうよ。

それはそうと、いよいよ今年も大詰めになってきて、ジタバタしても仕方がないという状況ではあるのですが、なんとかなるかと思ったお仕事も、技術的な壁にぶち当たって越年の勢い。まぁ、そんなものでしょう、新しいことをやっているわけだから。そればっかりやっているわけではないですからね。しかしながら、コツコツと真面目に実行していくと、何かが見えてきて、それが積み重なっていくのですよ。前進は必ずある。

そう思える冬至であることが大切なのかも知れない。冬至って今のところ、地軸が大きくずれない限り必ずやってきて、運気が上昇だなんて間抜けなことを言えるわけですな。そんな時、前の年の冬至からコツコツと積み上げてきたものがあったから、次の太陽に感謝できるのだなって思えるのが良いのではないでしょうか。今更ジタバタではなく、毎日コツコツ。それに勝るものはない。ちなみに、小生の出勤は今週までです。悪しからず。