とある審査をWebで行ったのですが、同元の回線が細いからという事で、映像無し、チャット無し、おまけに打ち合わせ無しという、挑戦的環境で仕切らせて頂きました。どうなっちゃうのよと、進行中に思ったりしたのですが、何の事は無い、挙手機能と、現地に集まっている皆様のアドリブで難なく進んでしまいましたよ。そこに行かないと仕事が出来ないなぁんてことは全く無い。
勿論、参加して頂いている皆様は、もう、在宅当たり前、職場に行かずに成果を求められる以上にたたき出すプロ集団ということもあるんですけど、気持ち良いったらありゃしない。現場に行かないと駄目だなんて誰が言っているのだ。そもそも論なんですけど、その昔のパソコン通信なんて知らない人同士が喋りまくって情報交換をして、いろんなモノづくりに役立てていましたよ。それが何故か、ネットワークが完備された今になって「逢わないといけない」なんて思考が幅を利かせている。
物理的に同じ空間に居ないと議論が進まないなんて思考は、化石より古いと言えよう。それは思考や議論のお話で、ものづくりにおいてはどうなんでしょうね。寿司ネタをロボットが運んでくるなんていうコマーシャルがありますが、あんなものから始まって、試薬の調合だとか、混錬だとか、みんなロボットがやってくれるようになれば、そんなラボが一ヵ所にあって、利用者の数だけアウトプットがあるなんて工場があっても良い。LSIなんてそれに近いと思う。工場に人なんか殆ど居ないし、「ゴミ」扱いだ。
仕事って何、仕事をしている価値って何ってところから、日本人、成長段階を上がらないといけないんじゃないかな。顔を見せないと評価できないとかね、もう、そんな時代では無いね。それだけです。