嫌な国

江戸時代以前の思考力の方が国のトップに居ると、世界に対して赤っ恥というか、国民として悲しくなりますな。この時代だからということではない。議論を進める上で、より良いアウトプットに到達するという意識が無い。驚くべきことである。自分一人で何でもできると思い込んでお仕事をしてこられたのでしょう。国民の下僕の筈が「意見など時間の無駄」と言い張る。凄い事だ。

それに対してマスコミの反応が小さいですな。ここにこの国の病気状態が見て取れるわけです。マスコミが忖度団体になったのは今に始まったことでは無いけれど、世界から批判を浴びていようが、なぁんにも言わない。忖度もここまでくれば芸術の域だ。恐れ入る。

恐れ入っていてはいけないのだが、駄目なものは駄目って言えないと、どんどん世界から置いてきぼりを食うわけですよ。マイナンバーカードみたいな便利ツールとして使って、ブラッシュアップすれば良いような、エレクトロニクスツールみたいなものには「個人情報保護だ!」なんて国民の側に立った面をするわけだが、結局その行為が、緊急時の助成金が行き渡るのに活用できず、社会に混乱をもたらす。まぁ、マスコミとしては混乱が発生した方がニュースが増えて良いんでしょうね。

ちょっと前にお世話になった北九州市の市議選があったんですけど、57名中12名の女性議員の当選が報告された。30%には到達していないけれど、もっともっと増えて頂きたいと願う。男女半々でお互いが議論で補い合えば良いのだ。議論は時間が必要で、時間が掛かるから要らんとか、意味不明である。しかしそれが通る。そんな国は嫌だ。