一歩とは

前向きにとか、一歩一歩とか言ってはいますが、受け手側として思っていて頂きたいことが御座います。これも既に所信表明などで繰り返しお話をさせて頂いていることなんだけど、元首相の先史以前の思考を体感して、これが伝染しては嫌だなと思った次第。

お行儀良くしなさいと親に躾られたわけですが、そのお行儀とはどんな時と場合だったのか?お祭りでお行儀よくしていたら大馬鹿ものだ。要は、過去人間が育て上げたルールに疑いを持つべきだという事。自分の性格、そして今、活躍中の組織において「こう修正してしまえ」という外圧的根本ルールに沿わないことも時には大切だ。当たり前を探してみるということを以前申し上げたが、調子が悪いのは自らの思考では無くて、環境のベクトルが原因かもしれないのだ。

それに関係するのだが、「これが正しい!」と思っても、情報は雨あられと降ってくる。都合の良い情報だけをピックアップするパターンにしょっちゅう出会うわけだが、意に反する情報もある。であれば、自らの方法論からスタートしてブラッシュアップしていくしかない。あの人がこんなフレームワークを使っていたから真似をしよう、それは良いのだが、自らの思想も取り込むべきだ。正しい方法など、今の時代にありはしない。

きっと貴方は新しいことに挑戦しようとしているに違いない。現状に不満を抱き、新規挑戦を続けていらっしゃるのでしょう。不満が不安になって、心の沼に沈み込み、何かにすがろうと必死になる。何故ですかね?なんで新規挑戦にゴールがあると思ってしまうのでしょう?そんもんありはしない。だから新規なんでしょ。安心して進めばよいのです。下を向いて一歩踏み出してごらんなさい。進んだ足が見えるでしょ。正解はそこにしか無い。
スタートを見出した貴方は素晴らしい。まずはそう思い込みましょう!