震度3にて

ふと時計に目をやると4時前である。もう少し横になっていようかなと思ったら、久し振りにちゃんと揺れた。こんなことを言うと怒られるが、名古屋市内で「揺れた」と断言できるほどの揺れは、「この前はいつだったっけ?」というくらいのものである。気象庁のホームページには、すぐさま、震源が掲載され、各地に張り巡らされた地震に関する検出器の多さに感激するのである。

愛知県下が震源で、断層マップと照らし合わせてみると、まぁ、活断層が沢山ある当たりで、内陸にたまった歪の開放であって、続けて大きなものがやってくるという事ではないなと思った次第。隣の席のK氏は「そんな地図があるのですね」と、驚きの発言をしてくれたが、これだけ、東海・東南海・南海地震の連動ということが言われているのになぁと、そのあっけらかんさに、なんか安心してしまった。落ち着き払って良い事である。

活断層の恐ろしさというか、そもそも日本は、水の上の氷の如く動き回る大陸の衝突点に位置しているわけで、横・縦に力を加えられ続ける環境にある。地震は止まることは無いわけで、覚悟の上で生活しなければならない。寅彦先生が仰っている「忘れたころにやってくる」。最近は忘れる間もなくやってくるわけだが、油断があってはならない。T氏は「リュックに寝袋などを入れようかと思う」と言っていたが、それは直ちに行動されるのがよろしい。

考えてみれば、自分の時間軸で物事が動くはずはない。だから常に全力で思考を進めなければならない。やりきっていても、それよりも早い時間軸が襲ってくれば、もうどうしようもないのだ。地震という命まで奪い去る大地の鳴動を、事前に察知するすべを、現代においても持っていないのだ。持っていないから油断して良いということでは無い。人として全力で生きる。そう思う。