求む挫折者

1回目の緊急事態宣言から1年だそうで、まぁ、1年経ってみてどうなっているかは全国民が共有している通り。1年経ってウイルスの変異が進み、生命進化の歴史は繰り返し、ワクチンが出てくればそれに対抗出来るように変身するし、街の中に感染する場である人が減れば、自らを増やすための変身もする。オリンピック云々もあり、経済が命より大事という経済界の後押しが、ちっともコロナ禍が収まらない国だと、世界の外からは見えていることでしょう。

そんななか、本社ごと地方の山奥に引っ越してしまったお企業があられる。世界を相手にお仕事をされているのであれば、何県なんてどうでも良くて、Japanとだけしか意味がないことに気がついたご様子。当初は恥ずかしがっていらっしゃったらしいのですが、テレワークでも海外とのやり取りには全く影響が無く、業務がしっかり回るとなったとき、恥ずかしいと思ってしまったことを「恥ずかしい」と笑ってしまったとのこと。この流れは止まることはないでしょうね。そうあるべきですよ。

そもそも恥ずかしいと思うほど、人は貴方を見ていませんよ。躓いた様子をぷっと笑うかもしれないけれど、1秒後には忘れていますって。そんなもんですよ。それが海外とのやり取りということになれば、笑われるのではないかなんて思っている暇も無いでしょう。この国の精神構造なのかもしれないけれど、独自の活動は攻撃されて、横並びが強制される。違うこと、大いに結構。むしろ、同じ結果を出す人が2人居ることを何故推奨するのだろう?全く理解できませんな。

大いに新しい思考をすれば宜しい。とは言うものの、物心着いた三つ子の頃から横並びを強制されてきた人生において、突然リーダーから「変なことをしろ!」と言われてもなかなかねぇ。変人だの外れ者だのと散々言われてきたわけですけれど、単に新しいことに挑戦してこけても立ち上がってきただけであって、まぁ、酷いイジメにあいましたけど、こうして生きているわけですな。短い人生ですよ。機能と同じ事、止めませんか。挑戦、そして挫折。日本人に必要な行動指標はそれだけでしょう。そう思う。