ワクチン接種につき

今更なのですが、まぁ、年齢的なところもあって、漸くワクチン接種に行ってきましたよ。既に摂取された方々から副作用の恐怖を刷り込まれるには十分な事前覚悟の準備期間を置いて、出掛けてまいりました。金曜日の19時からの予約で、少し前に到着して、間隔を空けた静粛な列に並び、胸に「名古屋市」のシールを貼っていただいて、粛々と進む。地域が異なると列も異なるのですな。個人情報が行政区によって違うのだから仕方がないかなと想像しながら、でも、マイナンバーに紐付いていればこんなつまらないことで事前のシールみたいなものを税金で作らなくても良いのにと、ここでも税金の無駄遣いを感じるわけですな。

事前記載の問診票のチェックをご丁寧に2度受けて、生年月日チェック等のゲートをくぐり抜けると漸く「接種ブース」に到達する。ブースの中は滅菌エリアというわけではなく、体育館的ホールの、ホコリ舞い散る環境であって、こんなことなら、接種希望者が養鶏場よろしく肩を出して、注射を執行される看護師殿がレールに乗った椅子に座って、だぁっと横に移動しながら片っ端から射ちまくればそれで終わるのになと思った次第。いや、AI搭載の画像診断ロボットなら、筋肉注射だけに座れば自動で執行してくれるだろうにと、何処までこの国、テクノロジーを見限っているのかと、思わず笑いがこみ上げた。

まぁ、どんなに早く注射という行為を実現できたとしても、肝心のワクチンを自国で生産出来ていないし、いや、生産を止めているしね。こんな民度の低い国家に産まれたくは無かったなと、心底想いましたよ。自国に絶望を感じたのは初めてではないが、接種が終わって15分待ちのエリアで、なんだか虚しくなりましたな。何処まで世界に置いてきぼりを食うんだろうって。憲法が古いから?鎖国が続いているから?お互いにリスペクトが無い個人主義国家。パブリックの意味を教えない低俗な教育。とても耐えられる代物ではない。

まぁ、これはどうでも良いかもしれませんが、TVでもモデルナアームだの高熱が出るだの、筋肉痛になるだの、射った箇所が触れないほどに痛くなるだのと事前学習をさせて頂いたのだが、それらは全く無かったのですよ。様々な情報が飛び交っていて何が正しいのかは分かりませんが、自分の事は自分にしかわからず、事実として「痛くは無いけど二晩眠りが極めて浅かった」という、もしもヒアリングがあったらそう答えるでしょうね。そんな感じの対新型コロナ対応ワクチン接種の体験団でありました。