起業してみたら?

やりたいことがあるなら起業したら?という掛け声が多くは成ったが強くは無い。なんとなく上手くいきそうにないからという不安を持つことは正しい。「絶対に売れる!」なんてものは無いからね。気安く言わないでねと言いたいところだが、起業しちゃったりしてみると、これはこれで、なんか熱中できるものがあって面白いなとは思う。その経験からすると「起業したら?」って言っちゃうけどね。

ただ、不動産が絡んでくると厄介ですな。思考だけでお金を稼ぐコンサル業もありますけど、これはこれで相当の知識と経験が無いと「売る価値のある智恵」を作り出すのは大変なわけで、パソコン一台で商売できるさって言ったって、電気は要るしパソコン一台置く場所が必要。今ならスマホだけでということも有り得るけど、それだって電力は必要だ。どっかから買わないといけない。場所の話に戻るけど、「仕事をする場所が必要なら作ってしまえば良いじゃないですか」と言われて、凄い人だな、この人はと思った次第。

実はその方、その昔、工場を作って成功を収めた方なので、実際に行動した人は、その行動を他の人も出来るんだと言ってしまうわけですな。単なる無責任なおしゃべりでは無くて、ポリシーを持って活動している人のお話は「経験から生まれる」から愉快である。成る程!と腑に落ちる。この人ならそうだろうなと納得できる。納得したとしてもそれを行動に移すかどうかは聴き手に選択権はあるんだけどね。だから、職場を作って移住しなさいと言われても、はいそうですね、とはうかうかと言えない。

尖がった技術開発系で起業する方が見当たらないのは、売れるかどうか分からないところなのに、投資する金額が張ってくるからなのは間違いなかろう。起業に挑戦してみたらとはなかなか言えない部類ではある。要素技術から価値まで一貫してやらないと、儲かるところが無くなっちゃうしね。それでも昨今の日経新聞なんか読んでいると「日本企業、つまんないなぁ」って感じますからね。世界トップのものを作ると採用してくれる人が現れる時代でもある。「何か出来る」って生き甲斐を持っていないと窒息死しそうになる。そうなる前に行動を起こせるかだね。