そもそも論、今回の選挙って、与党も野党も類似品で、何が違うのかを探し当てるのが大変だった。勿論、日銀と一緒になってゼロ金利なんてとんでもない政策を延々と続けるのは異常だし、自殺者まで出した事件があったとしても裁判所までがいっしょくたになって知らんぷりという政権が良いわけでは無い。日本人らしく過ぎたことは忘れてしまう、未来も真剣に見ないということで、結局は55%程度の参政率ということなのだろう。まぁ、前回、前々回から比べたら数%は伸びたわけでこのまま増えていくことを期待するまでですね。
選挙ネタを面白がっていたのですが、まぁ、結果が出てみると、過去の審判ではなく、未来の判断でもなく、取り敢えず、憲法改正をしてみようかという国民の新たな総意が見えたという事でしょう。国家統制が国民の活動に及ぶようになるんでしょうね。まぁ、パンデミックの最中、協力要請しか出来ない政治には限界を感じたのは事実ですな。しかし、それは政府の行動の鈍さ、首相の決断の無さが招いたことで、統制の問題にすり替えているだけでは無いのか?まぁ、憲法が定めた選挙が成され、民意として決定されたわけだから、従うことになるわけですな。
話は全くぶっとんで、正常な戯言に戻るわけだが、先日、小生が活用している乗用車のコンソールパネルに見かけないインジケータが点灯したのですよ。結局のところエンジンオイルの状況を判断するセンサの故障だったのですよ。工業製品だから壊れるのは当たり前なのかもしれませんが、ディーラーさんの態度がよろしくなくて、「何故壊れたんですか?」って??そりゃ、こっちのセリフだろう。いきなりセンサー代金はいくらですと請求書を渡してくる。すげぇ商売だ。半導体素子が無くて車を作れなくなるT社らしい対応だ。
安全は当たり前、安心は企業とユーザーとの信頼関係ということだが、後者が完璧に失われましたな。まぁ、真のエンジン異常の時にインジケータが点灯しなかったということよりはましなのだが、企業人としてその言い方はどうなんだと。良い商売があったものだ。エンジンにくっつけるセンサである。余程の信頼性が無ければ「安心」は得られないのはそうでしょう。国産の車載用半導体が無いということも、結局は安全を創り出す体力が国内エレクトロニクス企業に無くなっているという事でしょう。そして人づくりをしていないということ。「博士は要らない、自分達で育てるから」と技能優先、智恵には高給を払えないと、数十年、人にお金を掛けてこなかったツケが回っただけでしょ。知識と智恵を大切にしない国。それがこの国でありましょう。投票率が上がる筈は無し。