調理器具は永遠に

「シャキシャキ」っと野菜を食べるにはということに応えようとしているのかどうかわからないけれど、世界中にスライサーなるものがあって、サラダ的に野菜を摂取しようという試みが成されているわけですな。温サラダとかあるのだけれど、まぁ、そんな面倒なことをして、貴重なビタミンを破壊したりミネラルを流し出したりして、繊維しか食べていない状況になるよりは、適当なサイズで野菜を頂くのが良いでしょうな。勿論、温度を上げて栄養素を獲得しやすくする努力は必要なのであって、スライサーやミキサーという調理器具の発展を見てきたわけでしょう。

料理が趣味というか実益というか、嫌では無いというか、がきんちょの頃から「男子厨房に入りなさい」というところで育ってきたもんだから、調理器具は実験道具に見えるわけですよ。より短時間に調理が出来て栄養素を体内に取り込むことが出来る工夫は、小生にとっては研究そのものでありまして、新しい情報があって、「これは!」というモノがあると、今は「クリック」となってしまうわけですな。勿論、滅多やたらにあるわけではないですけど、特に日本には超一流どころが揃っているおろし金などは興味をそそるわけです。

ワサビとかニンニク、ショウガ等々、日本食には欠かせない薬味は、おろし立てが良いとは限らないわけだけど、おろし方で獲得栄養素や食味がまるで違うのは誰しもが経験しているところでありましょう。だから、常に新しい情報が入ると、挑戦してみたくなるわけですよ。何万円もするような代物は、まぁ、使い方もお手入れも殺人的に大変だし、そこまではやり過ぎないのが面白みなので、まぁ、TVの向こうの世界に置いておくわけですが、数千円のものだと、なんだかワクワクしてくるわけですな。しかも作ってみたい料理に活用できそうだと勝手に思い込んで、脳内の必要物品リストに掲げていくわけですよ。

まぁ、これも趣味だからと言ってしまえばそれまでなのですが、過去から溜まりに溜まった物の断捨離を進める一方で、生活環境に笑顔をもたらすモノに置き換えていって、最後は何も残らずにあっちの世界に行くのが良かろう。そろそろ年末のお節の準備に入らないといけないわけで、それに向けても活用できればなお良しである。道具は活用すればする程安くなるわけで、使い倒してすり減らせるのが宜しい。金額的にもそれくらいのモノを購入するのが宜しい。達観してきた。