こつこつと積み重ねていくと、凄いものが出来るものだなと、手前味噌なんだけどそう思う。要は「こんなものが出来たら素晴らしい!」としっかりと描けるか、本当にそれが継続して挑み続けるにふさわしいビジョンを叶えるツールなのかということに尽きる。このビジョンメークこそがDXの本質で、それ無くして、やれ「仮想空間に移住」だの、「情報系を学んだ学生さえ獲得できればなんとなかる」だの、バカも休み休み言って欲しい。

その対極を行っていらっしゃるお会社のちゃんちゃなトップのニュースを拝見するに、ものづくりのリアル世界で戦っている数少ないリーダーだなと感じますな。関係する日本のものづくり力を集約して、営業力も強化していく。これは凄いなと感じるところは経営力を最小化しているところ。ミニマムな経営思想だが、明確なビジョンを核に展開するから、軸足がしっかりしていて戦術のベクトルがぶれない。拝見していて気持ちが良い。

挑戦しようよって言ったのだけど、これは大袈裟な事では無い。人事面談なんかやってみると「これが気に入らない!」「組織内の壁が立ちはだかってどうにもならない!」って不平不満が出てきます。まぁ、事実なんだけど、その壁ってどんだけ厚くて高いの?壁があるから外乱も少ないと言えないか?壁を壊してくれ上長に頼むのは良いが、壁の中で出来ることを最大限にやってますか?今、自分が出来ることを見つけ切って、その上で万歳していますか?

仮想空間で土地の売買からモノづくりまでやって、現実空間で現金を獲得できている。そんな世界が既に世界で動きまくっている最中に組織の壁だの命令系統だの、旧態依然の意識の方には、現実社会においても居場所はどんどん狭くなる。壁は自分で作っているだけで、壊れやすいか難いかは別として、人の意識にしか無いものだ。万里の長城だって結局は役に立たなくなったわけで、壁がそこにあるって自分の意識に刻み込むのでは無くて、壁がある内に体力付けようくらいに思っていないと、壁が無くなった途端に路頭に迷うよ。そう思う。