オタクなオンライン会議

オンラインのお仕事環境で追いついていなかったのがカメラ環境。ノート型PCに内蔵された低解像度広角カメラで「もう少し顔を近づけて下さい」と異なる会議で言われて、そろそろ何とかしなければと思っていた。宿舎においては異なる目的でそれなりのカメラ環境にはしていたのだが、職場環境は疎かになっていた。まぁ、これで良かろうくらいに思っていたのだが、何のことはない、議長だからちゃんとした機材を揃えて欲しいとの事。それで重い腰を上げた次第。

解像度を上げて欲しいという理由の一つが、こちらの手物の紙の書類(会議終了後、シュレッダー行きのもの)で「ここがですね」とかカメラ越しにあちらに送るのだけれども「不鮮明です」と言われ、小声でマイクに向かって内容を読み上げたり、何処までセキュリティというものが正しく働くのかは分からないのだが、そうしてくれと要求されるのだから仕方が無い。こんな低次元なことは日本だけなのだろうなと悲しくなりながらやりとりしていた。

昨日、それなりのカメラと三脚がやってきて、目の前に「でん」と設置されたわけだが、新しい機材は凄まじいですね。そりゃぁ、6年も前の機械が最新鋭になるのだから、エレクトロニクス、特にオンライン会議環境の世界の進化は目覚ましく、その機材にバージョンアップさせたわけだから、劇的進化が無いとつまらない。特に電子機器オタクとしては満足いく結果となった。音声に関しては既にそれなりのものにアップグレードしていたので、これで漸く、オンラインでお仕事環境が「職場」で整った。

どこまでこちらの情報を先方に伝達すれば満足されるのかということだが、画面に数名の顔が並んで、このノイズリッチな先生はなんとかならないのかななんて勝手にぶぅたれていたりしたのだが、その実、こちらも同様に思われていたのだろう。回線速度の問題もあるのだろうけれど、固定写真ですら文句を言われたのだから、それはもうカメラの責任と言わざるを得ない。あまり古い機械を後生大事に使い続けることが、許されなくなってきたとも感じる。オンライン会議を満足させる機器構成がPC販売サイトにあるが、それを信じないと社会迷惑となるなと反省した次第。機械を新しくする言い訳にはなる。それだけがオタクには良い点だ。