3回目

日中のぽかぽか陽気に油断をすると、早朝の放射冷却に痛い目にあわされる。季節はちゃんと巡ってきて、東京ではソメイヨシノが開花したという。この十年、卒業式に桜が咲いているという状況になり、まぁ、なんとも御めでたい気分になる。桜というものは偉いもんだと毎年思う。日本人の心に見事に溶け込んで、今年も大いに楽しませてくれることだろう。時間を作って眺めたいものだ。桜並木をぶらぶらと歩く楽しさよ。今年も間も無くそんな季節だ。

お花見の宴会をやらかすわけでは無いが、第3回目のワクチン接種に行ってきましたよ。事前情報に依ると、注射の部位は痛くなって、そんでもって発熱を伴うとのこと。第2回目に比べて半分の量のワクチンとのことだが、会場に行ってみると、前回とは異なって、異様に空いている。全国民の30%を越える方が接種されたそうだが、集団免疫には程遠い数で、それがなかなかPCR検査陽性が減少しない理由であろう。その一つの理由が副作用なのだと思う。

小生に限って言えば、前回と同様に24時間経過後に最大の発熱値を呈し、37.7°であった。前回の39°に比べれば随分と楽になった気がする。更に、前回悲惨な状況であった「気持ちの悪さ」はかなり軽減されていて、その点で言えば、これから卒業式だの入学式だのに備える意味で、接種しておいて良かったなという気にはなっている。ただ、それではもう一回、やるかと言われると、これは考えますな。良い加減に国産飲み薬の治験を広めても良いのではと思う。

コロナ禍においては、自らが悲惨な状況に陥りにくくするというのは勿論だが、他者への感染リスクを下げていくという点において、むしろ、その方が優先されるべきだ。だからと言って発熱や倦怠感に悩まされるのが解っていて、もう一回やるか?ということにおいては、その場になってみないとわからない。多分、接種するんでしょうけれど、それはもう棺桶に両足突っ込んでいる年齢だからであって、これからの若者に対してどうかなぁ。無理強いでき無い気がする。とまぁ、皆さんも休暇や在宅勤務を上手に考えて、ワクチン接種、考えてみてくださいね。